Love mie, I Love mie

誰よりも愛しているミーのためだけに書いています。

ラナンキュラス

ラナンキュラス

 

ミーへの気持ちが
増えていけば増えていくほど
土曜日と日曜日が
寂しくなっていくね

 

たとえばそんな日が
雲っていたのなら
このクラウディな感情の
なんらかの慰めになっていたのかも
しれないのにね

 

だけど今日の空は
そんな自分のことを
嘲笑うかのように
どこまでも晴れわたっていた

 

そんな水色一色の下で

 

ミーは

娘を中心にして
三人で笑い合っているのかなって

 

その人は
ミーの笑顔に
もう感じたりはしていないのかなって
思ったら

胸のいちばん深いところで
ちくりとした痛みが走った

 

そして

ミー

 

俺は今ここにいるんだよって

 

そんなどうでもいいようなことを
ミーに知ってもらいたくて

なんでもない風景の
写真を撮った

 

ミー

俺はわがままだね

 

ミーの髪の毛に
触れさせてもらえたのに

くちびるさえも
許してもらえたのに

 

それだけでいいはずなのに

 

今では
ミーのことが
もっともっと
欲しくなってしまって

 

歯止めのかからない
この激しい想いを
どうすることもできない
自分がいるよ

 

 

川と仲良く並んでる
道を横切り

 

買い物をするためにやってきたスーパーの
入口のところで売られていた
ラナンキュラスの花が

 

寒さが少し弱まった
小さな風に当たり
恥ずかしそうに
黄色の花びらを揺らしていた

 

なんだかその姿が
あまりにも可愛らしかったから

 

俺は
ミーみたいだねって
心の中で囁いたんだ

 

そしたら
なんにも悲しくなんてないのに
涙が滲んできたから

 

ミー

愛してるよって

 

ミーの細い手首を引っ張り

小さくて綺麗なその顔を
この胸に埋めさせて

 

愛してるから

 

俺 こんなにも
ミーのことを愛してるからって

そう言いたくなったんだ


ミー

今日の俺は
ただそれだけの日だったよ

 

ラナンキュラスの花びらが
揺れて揺れて

その花びらの動きに

 

ミーの

笑顔と
くちびると
瞳と

可愛らしい声を

重ねていたよ

 

いつまでもいつまでも
重ねていたよ

 

飛行機の翼が
旋回していくのが見える海の場所で

折れてしまくらいに
ミーのことを
抱きしめたい

 

背中に
この不器用な手を
回したのなら

 

もう離さないって

 

その為だけに
この手はあるようで

 

あまりにも
ラナンキュラスの花が
ミーに似ていたものだから

 

俺は

その花言葉を調べた

 

とても魅力的
晴れやかな魅力的
光輝を放つ

 

調べた先には

そう記してあった

 

ミー

俺はミーの虜だよ


愛してる

 

深く深く愛してる

 
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2016年12月25日(日)18時22分